髪を気にして育毛シャンプーに変えた父

父親の家系は、男性はみんな年齢とともに、髪の毛が薄くなっていく血筋でした。
父も例外ではなく、若い頃はふさふさしていたのですが、だんだん年齢と主に髪の毛が薄くなっていきました。
「俺はハゲる事なんか気にしていない。
薄くなったら角刈りにでもするさ」と子供たちの前では、髪の毛が薄くなってきたことを何とも思っていない、という態度を示し、口では薄くなったら角刈りに、と言っていましたが、いつの間には我が家のシャンプーの中に、男性専用の育毛シャンプーが置かれるようになりました。

母に言うと、「お父さんにそのこと言っちゃだめよ。
おとうさん、髪の毛が薄くなってきたこと、内心では心配しているんだから。
」と言われました。
子供心に「素直になればいいのに」と思いました。